警固断層(けごだんそう)は、福岡県北西部の博多湾から福岡市中心部を経て筑紫野市に至る、長さ約27kmの活断層。なお、北西の延長線上の海底下には、2005年の福岡県西方沖地震の起震断層である約25kmの活断層(仮称・福岡県北西沖の断層)がある。両断層をつなぐと延長約55kmとなり、併せて「警固断層帯」(けごだんそうたい)と呼ぶ。名前は福岡市の地名「警固」に由来。 地震調査委員会の報告(2007年)によれば、警固断層の最新の活動時期は約3,400年 - 4,300年前、活動間隔は約3,100年 - 5,500年、毎回の地震の規模はマグニチュード7.2程度。地震が発生した場合、地震調査委員会(2008年)によれば福岡平野の広範囲で震度6強の激しい揺れになると推定され、福岡県の被害想定(2012年)では死者約1,200人、建物全壊約1万8千棟と試算されている。