記号価値(きごうかち)とは、商品に内在する価値のうち、「その商品を持っていることが誇らしい」「その商品を選んだ自分が誇らしい」といった価値を指す。反語は、使用価値。使用価値を否定しても、理性的な話し合いができるが、記号価値を否定したら、プライドを傷付けられた相手の反発を招き、理性的な話し合いにならないことが多い。 * 携帯電話 単なる通信手段ではなく、メールでじゃれ合い、同世代の仲間であることを確認し合う。ピアグループの内部で、自分の位置がどこにあるかを確認する。 * ハーフパンツ 小学生のピアグループにおいて、自分は既に半ズボンに代表される子供服から卒業しており、恋人募集中であることを主張することにより、若者を志向する集団の均質性を維持する。トランクスにも、同様の価値がある。翻せば、半ズボンにはまだ保護されるべき子供を主張する価値があり、白ブリーフもまた同じである。
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