化学、生化学、薬理学において、解離定数(かいりていすう、英: dissociation constant、)は、複合体がその構成分子へとばらばらになる時、あるいは塩がその構成イオンへと分かれる時に、より大きな方の対象物がより小さな構成要素へと可逆的に分離(解離)する傾向を測る特殊な平衡定数である。解離定数は結合定数の逆数である。塩についての特別な場合は、解離定数はイオン化定数とも呼ばれる。 複合体がx Aサブユニットとy Bサブユニットへと別れる一般的な反応 について、解離定数は以下のように定義される。 上式において、[A]、[B]、[AxBy] はそれぞれA、B、複合体AxByの濃度である。