『西郷札』(さいごうさつ)は、松本清張の短編歴史小説。『週刊朝日』が主催した新人コンクール「百万人の小説」の第三席に入選した作品で、松本清張の処女作と位置づけられている。第25回直木賞の候補作となった。 1951年3月『週刊朝日別冊・春季増刊号』に掲載され(掲載時の挿絵は岩田専太郎)、1955年11月に短編集『西郷札』の表題作として、東京高山書院から刊行された。 佐藤慶による朗読CDが、2003年に新潮社より発売された。