『西行物語絵巻』(さいぎょうものがたりえまき)は、鎌倉時代中期(13世紀)の絵巻。作者不詳(伝筆)。紙本着色。西行の生涯や事跡、逸話などを描いた作品である。大和絵の一典型といわれる。かつては4〜5巻あったとされるが、現在は2巻のみが伝わる。徳川黎明会および万野家に1巻ずつ所蔵。いずれも重要文化財。