袋宮寺(たいぐうじ)は、青森県弘前市にある天台宗の寺院。山号は、那智山。もともと、ここは無量院観音堂という。弘前藩四代目藩主、津軽信政が、父の三代目津軽信義の菩提を弔うために報恩寺を建立したが、それに引き続き、1677年(延宝5年)に無量院観音堂を建立し観音像を作らせた。それが十一面観音像である。 明治時代に報恩寺内の子院が廃止された際に袋宮寺の名称を引き継いで独立し、今日の名称となった。