袁 紹(えん しょう、? - 建安7年5月21日〈202年6月28日〉)は、中国後漢末期の武将・政治家。字は本初(ほんしょ)。豫州汝南郡汝陽県(現在の河南省周口市商水県)の人。 何進と協力して激しく宦官と対立。宦官勢力を壊滅させることに成功したが、董卓との抗争に敗れ、一時は首都の洛陽より奔り逼塞を余儀なくされた。後、関東において諸侯同盟を主宰して董卓としのぎを削った。同盟解散後も群雄のリーダー格として威勢を振るい、最盛期には河北四州を支配するまでに勢力を拡大したが、官渡の戦いにおいて曹操に敗れて以降は勢いを失い、志半ばで病死した。『三国志』魏志および『後漢書』に伝がある。