薄嚢シダ類(はくのうシダるい、薄囊シダ類、Leptosporangiate ferns)は、大葉シダ植物に含まれるシダ植物(シダ類)のうち、胞子嚢が単一の細胞から生じ、完成した胞子嚢は1層の細胞層の壁を持つものを指す。現在では、においてウラボシ亜綱(薄嚢シダ亜綱) Polypodiidaeとして扱われる。薄嚢シダ類は大葉シダ植物の中で最も種数が多い。多くの化石種が知られている。 かつてはCopeland (1947)などでシダ目 Filicalesとして、の分類体系ではウラボシ綱 Polypodiopsida(シダ綱 Filicopsida)として扱われていた群と同義である。