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- 蒼島暖地性植物群落(あおしまだんちせいしょくぶつぐんらく)は、福井県西部の小浜湾に浮かぶ小さな無人島の蒼島に生育する、国の天然記念物に指定された暖地性の植物群落である。 蒼島の植物群落は、日本海側の北陸地方で一般的にみられる植生とは趣を異にした暖地性の植物で覆われており、その中でも特筆されるものが、モクセイ科の常緑高木のナタオレノキ(鉈折木)別名シマモクセイ(島木犀)と、サトイモ科の多年草のムサシアブミ(武蔵鐙)であり、いずれも自生の北限地である。 陸地から遠く離れた外洋に浮かぶ海洋島では植物区系が陸地と大きく異なるケースはごく一般的なことであるが、蒼島のように陸地に近い位置にありながら本土側の植生と著しく異なることは珍しく、蒼島の植物群落は「陸地に近い島でその植物区系の特異なもの」であるとして、蒼島暖地性植物群落の名称で1951年(昭和26年)6月9日に国の天然記念物に指定された。その後ナタオレノキは瀬戸内海の高井神島(愛媛県越智郡上島町)、徳島県の津島(海部郡牟岐町)、蒼島の数キロ西にある同県大飯郡高浜町の高浜漁港に隣接した鷹島でも自生していることが確認されたが、ムサシアブミを含め、ナタオレノキが自生する北限地は今日でも蒼島の自生地である。 (ja)
- 蒼島暖地性植物群落(あおしまだんちせいしょくぶつぐんらく)は、福井県西部の小浜湾に浮かぶ小さな無人島の蒼島に生育する、国の天然記念物に指定された暖地性の植物群落である。 蒼島の植物群落は、日本海側の北陸地方で一般的にみられる植生とは趣を異にした暖地性の植物で覆われており、その中でも特筆されるものが、モクセイ科の常緑高木のナタオレノキ(鉈折木)別名シマモクセイ(島木犀)と、サトイモ科の多年草のムサシアブミ(武蔵鐙)であり、いずれも自生の北限地である。 陸地から遠く離れた外洋に浮かぶ海洋島では植物区系が陸地と大きく異なるケースはごく一般的なことであるが、蒼島のように陸地に近い位置にありながら本土側の植生と著しく異なることは珍しく、蒼島の植物群落は「陸地に近い島でその植物区系の特異なもの」であるとして、蒼島暖地性植物群落の名称で1951年(昭和26年)6月9日に国の天然記念物に指定された。その後ナタオレノキは瀬戸内海の高井神島(愛媛県越智郡上島町)、徳島県の津島(海部郡牟岐町)、蒼島の数キロ西にある同県大飯郡高浜町の高浜漁港に隣接した鷹島でも自生していることが確認されたが、ムサシアブミを含め、ナタオレノキが自生する北限地は今日でも蒼島の自生地である。 (ja)
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- ムサシアブミの仏炎苞。撮影地、大阪府立花の文化園。 (ja)
- カラタチバナ。 (ja)
- ムベの果実。 (ja)
- ヤブニッケイ。 (ja)
- 撮影地、兵庫県内。 (ja)
- 撮影地、大阪府内。 (ja)
- 撮影地、福島県浜通り地方。 (ja)
- 蒼島暖地性植物群落の位置 (ja)
- ムサシアブミの仏炎苞。撮影地、大阪府立花の文化園。 (ja)
- カラタチバナ。 (ja)
- ムベの果実。 (ja)
- ヤブニッケイ。 (ja)
- 撮影地、兵庫県内。 (ja)
- 撮影地、大阪府内。 (ja)
- 撮影地、福島県浜通り地方。 (ja)
- 蒼島暖地性植物群落の位置 (ja)
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- 蒼島暖地性植物群落に生育する草木類の一例 (ja)
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- Ardisia crispa 1.JPG (ja)
- Arisaema ringens2.jpg (ja)
- Cinnamomum tenuifolium2.jpg (ja)
- Mube02.jpg (ja)
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- 蒼島暖地性植物群落(あおしまだんちせいしょくぶつぐんらく)は、福井県西部の小浜湾に浮かぶ小さな無人島の蒼島に生育する、国の天然記念物に指定された暖地性の植物群落である。 蒼島の植物群落は、日本海側の北陸地方で一般的にみられる植生とは趣を異にした暖地性の植物で覆われており、その中でも特筆されるものが、モクセイ科の常緑高木のナタオレノキ(鉈折木)別名シマモクセイ(島木犀)と、サトイモ科の多年草のムサシアブミ(武蔵鐙)であり、いずれも自生の北限地である。 陸地から遠く離れた外洋に浮かぶ海洋島では植物区系が陸地と大きく異なるケースはごく一般的なことであるが、蒼島のように陸地に近い位置にありながら本土側の植生と著しく異なることは珍しく、蒼島の植物群落は「陸地に近い島でその植物区系の特異なもの」であるとして、蒼島暖地性植物群落の名称で1951年(昭和26年)6月9日に国の天然記念物に指定された。その後ナタオレノキは瀬戸内海の高井神島(愛媛県越智郡上島町)、徳島県の津島(海部郡牟岐町)、蒼島の数キロ西にある同県大飯郡高浜町の高浜漁港に隣接した鷹島でも自生していることが確認されたが、ムサシアブミを含め、ナタオレノキが自生する北限地は今日でも蒼島の自生地である。 (ja)
- 蒼島暖地性植物群落(あおしまだんちせいしょくぶつぐんらく)は、福井県西部の小浜湾に浮かぶ小さな無人島の蒼島に生育する、国の天然記念物に指定された暖地性の植物群落である。 蒼島の植物群落は、日本海側の北陸地方で一般的にみられる植生とは趣を異にした暖地性の植物で覆われており、その中でも特筆されるものが、モクセイ科の常緑高木のナタオレノキ(鉈折木)別名シマモクセイ(島木犀)と、サトイモ科の多年草のムサシアブミ(武蔵鐙)であり、いずれも自生の北限地である。 陸地から遠く離れた外洋に浮かぶ海洋島では植物区系が陸地と大きく異なるケースはごく一般的なことであるが、蒼島のように陸地に近い位置にありながら本土側の植生と著しく異なることは珍しく、蒼島の植物群落は「陸地に近い島でその植物区系の特異なもの」であるとして、蒼島暖地性植物群落の名称で1951年(昭和26年)6月9日に国の天然記念物に指定された。その後ナタオレノキは瀬戸内海の高井神島(愛媛県越智郡上島町)、徳島県の津島(海部郡牟岐町)、蒼島の数キロ西にある同県大飯郡高浜町の高浜漁港に隣接した鷹島でも自生していることが確認されたが、ムサシアブミを含め、ナタオレノキが自生する北限地は今日でも蒼島の自生地である。 (ja)
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- 蒼島暖地性植物群落 (ja)
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