『萌えいづる』(もえいづる)は、日本の小説家花房観音による官能小説。 2013年8月15日に実業之日本社〈実業之日本社文庫〉より刊行された。カバーデザインは、鈴木正道(Suzuki Design)が手がけている。カバーイラストは、池永康晟「血痕」(部分)。小説家の大崎善生は、「本作を読んで、だんだん上品になってきている、と思った。技術的なことももちろんながら、作家として精神的に安定してきた感がある」と評価している。本書の発刊に合わせて、『寂花の雫』には、池永康晟による画を使った全面帯が付けられた。