『荒野の聖ヒエロニムス』(伊: San Girolamo nel Deserto, 英: Saint Jerome in the Wilderness)は、盛期ルネサンスのイタリアの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが1482年頃に制作した絵画である。テンペラ画。レオナルド・ダ・ヴィンチの指紋が残されていることでも知られる。 主題はキリスト教の聖人である聖ヒエロニムスから取られている。未完成のまま放棄された作品で、制作経緯や来歴など多くの点で謎に包まれている。19世紀初頭に当時ローマに住んでいた女流画家アンゲリカ・カウフマンの美術コレクションに含まれていたことが知られているが、彼女が絵画を入手した経緯は不明である。その後、絵画は一時的に所在不明となり、おそらくこの時期にいくつかの板絵に切断されたらしい。現在ではこれらの板絵は繋ぎ合わされ、ヴァチカン市国のヴァチカン美術館に所蔵されている。なお、17世紀の記録にヴァチカン美術館のバージョンとは異なるダ・ヴィンチの『聖ヒエロニムス』が存在したことも知られている。

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  • 『荒野の聖ヒエロニムス』(伊: San Girolamo nel Deserto, 英: Saint Jerome in the Wilderness)は、盛期ルネサンスのイタリアの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが1482年頃に制作した絵画である。テンペラ画。レオナルド・ダ・ヴィンチの指紋が残されていることでも知られる。 主題はキリスト教の聖人である聖ヒエロニムスから取られている。未完成のまま放棄された作品で、制作経緯や来歴など多くの点で謎に包まれている。19世紀初頭に当時ローマに住んでいた女流画家アンゲリカ・カウフマンの美術コレクションに含まれていたことが知られているが、彼女が絵画を入手した経緯は不明である。その後、絵画は一時的に所在不明となり、おそらくこの時期にいくつかの板絵に切断されたらしい。現在ではこれらの板絵は繋ぎ合わされ、ヴァチカン市国のヴァチカン美術館に所蔵されている。なお、17世紀の記録にヴァチカン美術館のバージョンとは異なるダ・ヴィンチの『聖ヒエロニムス』が存在したことも知られている。 (ja)
  • 『荒野の聖ヒエロニムス』(伊: San Girolamo nel Deserto, 英: Saint Jerome in the Wilderness)は、盛期ルネサンスのイタリアの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが1482年頃に制作した絵画である。テンペラ画。レオナルド・ダ・ヴィンチの指紋が残されていることでも知られる。 主題はキリスト教の聖人である聖ヒエロニムスから取られている。未完成のまま放棄された作品で、制作経緯や来歴など多くの点で謎に包まれている。19世紀初頭に当時ローマに住んでいた女流画家アンゲリカ・カウフマンの美術コレクションに含まれていたことが知られているが、彼女が絵画を入手した経緯は不明である。その後、絵画は一時的に所在不明となり、おそらくこの時期にいくつかの板絵に切断されたらしい。現在ではこれらの板絵は繋ぎ合わされ、ヴァチカン市国のヴァチカン美術館に所蔵されている。なお、17世紀の記録にヴァチカン美術館のバージョンとは異なるダ・ヴィンチの『聖ヒエロニムス』が存在したことも知られている。 (ja)
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