『草子洗小町』(そうしあらいこまち、草紙洗、草紙洗小町とも)は、能の演目の一つで、三番目物、現在鬘物、大小物に分類される。歌合を舞台に小野小町が、大伴黒主の奸策を機知によって退ける様を描く。 作者は世阿弥、また観阿弥などともされるが、不明。ただし作品からは、「教養はないが劇作術にたけた」作者像が窺われる。