興勢の役(こうせいのえき)は、中国三国時代の244年に、蜀と魏の間で起きた戦い。魏の曹爽は10万の大軍の指揮を執って蜀に侵攻したが、蜀の王平は駱谷道の興勢山(現在の陝西省漢中市洋県北)に出撃してこれを迎え撃ち、曹爽は撤退した。駱谷の戦い、興勢山の戦いとも呼ばれる。