脇谷のトチノキ(わきだにのトチノキ)は、富山県南砺市(以前の富山県東礪波郡利賀村、2004年11月1日に周辺町村と合併して、南砺市を新設して消滅)に生育しているトチノキの巨木である。推定の樹齢は伝承上は約1000年、実際は800年ほどといわれる。日本国内で最大級のトチノキであり、1926年(大正15年)に同じ利賀村内に生育していた「利賀のトチノキ」(とがのトチノキ、後に指定解除)とともに国の天然記念物に指定された。ただし、幹の内部が一部空洞化している上に雪害などで大枝が2本折損しているため、天然記念物指定時に比べて木のスケールは小さくなっている。