『翔ぶが如く』(とぶがごとく)は、司馬遼太郎の長編歴史小説で、1972年(昭和47年)1月から1976年(昭和51年)9月にかけ『毎日新聞』朝刊で連載、文藝春秋で刊行された。 題名の由来は、作家宮城谷昌光(晩年の司馬と交流があった)によれば、『詩経』小雅(しょうが)・鴻鴈之什(こうがんのじゅう)第9篇「斯乾」(しかん)という漢詩の「鳥のこれ革(と)ぶが如く、キジのこれ飛ぶが如く」(中国語: 如鳥斯革,如翬斯飛)から取ったものであるという。「斯乾」は兄弟が仲良く新しい宮室を建てるという詩であり、「明治という国家」を創り上げた西郷隆盛と大久保利通を兄弟のようだと捉えているのだという。上記の引用の通り、本来「翔ぶ」と書いて「とぶ」という読み方はせず、字義または飛翔の語句から「翔」の字を当て字として使用したとされる。

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  • 『翔ぶが如く』(とぶがごとく)は、司馬遼太郎の長編歴史小説で、1972年(昭和47年)1月から1976年(昭和51年)9月にかけ『毎日新聞』朝刊で連載、文藝春秋で刊行された。 題名の由来は、作家宮城谷昌光(晩年の司馬と交流があった)によれば、『詩経』小雅(しょうが)・鴻鴈之什(こうがんのじゅう)第9篇「斯乾」(しかん)という漢詩の「鳥のこれ革(と)ぶが如く、キジのこれ飛ぶが如く」(中国語: 如鳥斯革,如翬斯飛)から取ったものであるという。「斯乾」は兄弟が仲良く新しい宮室を建てるという詩であり、「明治という国家」を創り上げた西郷隆盛と大久保利通を兄弟のようだと捉えているのだという。上記の引用の通り、本来「翔ぶ」と書いて「とぶ」という読み方はせず、字義または飛翔の語句から「翔」の字を当て字として使用したとされる。 (ja)
  • 『翔ぶが如く』(とぶがごとく)は、司馬遼太郎の長編歴史小説で、1972年(昭和47年)1月から1976年(昭和51年)9月にかけ『毎日新聞』朝刊で連載、文藝春秋で刊行された。 題名の由来は、作家宮城谷昌光(晩年の司馬と交流があった)によれば、『詩経』小雅(しょうが)・鴻鴈之什(こうがんのじゅう)第9篇「斯乾」(しかん)という漢詩の「鳥のこれ革(と)ぶが如く、キジのこれ飛ぶが如く」(中国語: 如鳥斯革,如翬斯飛)から取ったものであるという。「斯乾」は兄弟が仲良く新しい宮室を建てるという詩であり、「明治という国家」を創り上げた西郷隆盛と大久保利通を兄弟のようだと捉えているのだという。上記の引用の通り、本来「翔ぶ」と書いて「とぶ」という読み方はせず、字義または飛翔の語句から「翔」の字を当て字として使用したとされる。 (ja)
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  • 『翔ぶが如く』(とぶがごとく)は、司馬遼太郎の長編歴史小説で、1972年(昭和47年)1月から1976年(昭和51年)9月にかけ『毎日新聞』朝刊で連載、文藝春秋で刊行された。 題名の由来は、作家宮城谷昌光(晩年の司馬と交流があった)によれば、『詩経』小雅(しょうが)・鴻鴈之什(こうがんのじゅう)第9篇「斯乾」(しかん)という漢詩の「鳥のこれ革(と)ぶが如く、キジのこれ飛ぶが如く」(中国語: 如鳥斯革,如翬斯飛)から取ったものであるという。「斯乾」は兄弟が仲良く新しい宮室を建てるという詩であり、「明治という国家」を創り上げた西郷隆盛と大久保利通を兄弟のようだと捉えているのだという。上記の引用の通り、本来「翔ぶ」と書いて「とぶ」という読み方はせず、字義または飛翔の語句から「翔」の字を当て字として使用したとされる。 (ja)
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