羽犬(はいぬ)は、福岡県筑後市で語り伝えられている伝説上の犬である。この犬は背中に一対の翼を持ち、自在に飛び回って暴虐の限りを尽くしていた。羽犬は島津氏征討のために九州に遠征していた羽柴秀吉の軍勢をも手こずらせたが、秀吉軍は何とか退治に成功した。秀吉は羽犬の強さに感じ入り、「羽犬塚」という塚を築いてその亡骸を手厚く葬ったという。 別の説では、羽犬は秀吉の愛育する子犬であった。羽が生えたように元気な子犬を秀吉は慈しんでいたが、子犬はこの地で死んだ。気落ちした秀吉の様子を見かねた家臣たちは子犬の塚を建てて手厚く葬り、その塚が「羽犬塚」と呼ばれるようになった。 筑後市内には羽犬塚が現存し、地名にもその名が残っている。市内の数か所には羽犬をモチーフとした像が存在し、市のPRキャラクター「チク号」、「はね丸」は羽犬をモデルにしたものである。

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  • 羽犬(はいぬ)は、福岡県筑後市で語り伝えられている伝説上の犬である。この犬は背中に一対の翼を持ち、自在に飛び回って暴虐の限りを尽くしていた。羽犬は島津氏征討のために九州に遠征していた羽柴秀吉の軍勢をも手こずらせたが、秀吉軍は何とか退治に成功した。秀吉は羽犬の強さに感じ入り、「羽犬塚」という塚を築いてその亡骸を手厚く葬ったという。 別の説では、羽犬は秀吉の愛育する子犬であった。羽が生えたように元気な子犬を秀吉は慈しんでいたが、子犬はこの地で死んだ。気落ちした秀吉の様子を見かねた家臣たちは子犬の塚を建てて手厚く葬り、その塚が「羽犬塚」と呼ばれるようになった。 筑後市内には羽犬塚が現存し、地名にもその名が残っている。市内の数か所には羽犬をモチーフとした像が存在し、市のPRキャラクター「チク号」、「はね丸」は羽犬をモデルにしたものである。 (ja)
  • 羽犬(はいぬ)は、福岡県筑後市で語り伝えられている伝説上の犬である。この犬は背中に一対の翼を持ち、自在に飛び回って暴虐の限りを尽くしていた。羽犬は島津氏征討のために九州に遠征していた羽柴秀吉の軍勢をも手こずらせたが、秀吉軍は何とか退治に成功した。秀吉は羽犬の強さに感じ入り、「羽犬塚」という塚を築いてその亡骸を手厚く葬ったという。 別の説では、羽犬は秀吉の愛育する子犬であった。羽が生えたように元気な子犬を秀吉は慈しんでいたが、子犬はこの地で死んだ。気落ちした秀吉の様子を見かねた家臣たちは子犬の塚を建てて手厚く葬り、その塚が「羽犬塚」と呼ばれるようになった。 筑後市内には羽犬塚が現存し、地名にもその名が残っている。市内の数か所には羽犬をモチーフとした像が存在し、市のPRキャラクター「チク号」、「はね丸」は羽犬をモデルにしたものである。 (ja)
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  • 羽犬(はいぬ)は、福岡県筑後市で語り伝えられている伝説上の犬である。この犬は背中に一対の翼を持ち、自在に飛び回って暴虐の限りを尽くしていた。羽犬は島津氏征討のために九州に遠征していた羽柴秀吉の軍勢をも手こずらせたが、秀吉軍は何とか退治に成功した。秀吉は羽犬の強さに感じ入り、「羽犬塚」という塚を築いてその亡骸を手厚く葬ったという。 別の説では、羽犬は秀吉の愛育する子犬であった。羽が生えたように元気な子犬を秀吉は慈しんでいたが、子犬はこの地で死んだ。気落ちした秀吉の様子を見かねた家臣たちは子犬の塚を建てて手厚く葬り、その塚が「羽犬塚」と呼ばれるようになった。 筑後市内には羽犬塚が現存し、地名にもその名が残っている。市内の数か所には羽犬をモチーフとした像が存在し、市のPRキャラクター「チク号」、「はね丸」は羽犬をモデルにしたものである。 (ja)
  • 羽犬(はいぬ)は、福岡県筑後市で語り伝えられている伝説上の犬である。この犬は背中に一対の翼を持ち、自在に飛び回って暴虐の限りを尽くしていた。羽犬は島津氏征討のために九州に遠征していた羽柴秀吉の軍勢をも手こずらせたが、秀吉軍は何とか退治に成功した。秀吉は羽犬の強さに感じ入り、「羽犬塚」という塚を築いてその亡骸を手厚く葬ったという。 別の説では、羽犬は秀吉の愛育する子犬であった。羽が生えたように元気な子犬を秀吉は慈しんでいたが、子犬はこの地で死んだ。気落ちした秀吉の様子を見かねた家臣たちは子犬の塚を建てて手厚く葬り、その塚が「羽犬塚」と呼ばれるようになった。 筑後市内には羽犬塚が現存し、地名にもその名が残っている。市内の数か所には羽犬をモチーフとした像が存在し、市のPRキャラクター「チク号」、「はね丸」は羽犬をモデルにしたものである。 (ja)
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  • 羽犬 (ja)
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