緑色植物亜界 (りょくしょくしょくぶつあかい) (学名:Viridiplantae) は、植物界を構成する亜界の1つであり、陸上植物と緑藻からなる大きな系統群のことである。一般名としては緑色植物 (英:green plants) とよばれる。ただし、この系統群に対して、植物界やクロロプラスチダ、クロロビオンタなど緑色植物亜界以外の分類群名や系統群名を充てることもある (右分類表のシノニム欄参照)。 緑色植物は、2枚の包膜で包まれた、クロロフィル a とクロロフィル b を含む葉緑体 (色素体) をもち、デンプンを色素体内に貯蔵する。鞭毛の基部に、星状構造とよばれる特異な構造をもつ。緑藻の中には単細胞から多核嚢状までさまざまな体制のものがおり、また陸上植物は複雑な多細胞体を形成する。緑藻は主に水界に生育し、陸上植物は陸上生態系を支える存在である。 緑色植物は緑藻植物 (緑藻の多くを含む) とストレプト植物 (緑藻の一部と陸上植物を含む) からなる。以前は緑藻植物門 (学名:Chlorophyta) は緑色植物門とよばれたことがあり (その当時はふつう全ての緑藻が Chlorophyta に分類されていた)。そのため、単に「緑色植物」という場合は緑藻植物門を指すこともあった。

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  • 緑色植物亜界 (りょくしょくしょくぶつあかい) (学名:Viridiplantae) は、植物界を構成する亜界の1つであり、陸上植物と緑藻からなる大きな系統群のことである。一般名としては緑色植物 (英:green plants) とよばれる。ただし、この系統群に対して、植物界やクロロプラスチダ、クロロビオンタなど緑色植物亜界以外の分類群名や系統群名を充てることもある (右分類表のシノニム欄参照)。 緑色植物は、2枚の包膜で包まれた、クロロフィル a とクロロフィル b を含む葉緑体 (色素体) をもち、デンプンを色素体内に貯蔵する。鞭毛の基部に、星状構造とよばれる特異な構造をもつ。緑藻の中には単細胞から多核嚢状までさまざまな体制のものがおり、また陸上植物は複雑な多細胞体を形成する。緑藻は主に水界に生育し、陸上植物は陸上生態系を支える存在である。 緑色植物は緑藻植物 (緑藻の多くを含む) とストレプト植物 (緑藻の一部と陸上植物を含む) からなる。以前は緑藻植物門 (学名:Chlorophyta) は緑色植物門とよばれたことがあり (その当時はふつう全ての緑藻が Chlorophyta に分類されていた)。そのため、単に「緑色植物」という場合は緑藻植物門を指すこともあった。 (ja)
  • 緑色植物亜界 (りょくしょくしょくぶつあかい) (学名:Viridiplantae) は、植物界を構成する亜界の1つであり、陸上植物と緑藻からなる大きな系統群のことである。一般名としては緑色植物 (英:green plants) とよばれる。ただし、この系統群に対して、植物界やクロロプラスチダ、クロロビオンタなど緑色植物亜界以外の分類群名や系統群名を充てることもある (右分類表のシノニム欄参照)。 緑色植物は、2枚の包膜で包まれた、クロロフィル a とクロロフィル b を含む葉緑体 (色素体) をもち、デンプンを色素体内に貯蔵する。鞭毛の基部に、星状構造とよばれる特異な構造をもつ。緑藻の中には単細胞から多核嚢状までさまざまな体制のものがおり、また陸上植物は複雑な多細胞体を形成する。緑藻は主に水界に生育し、陸上植物は陸上生態系を支える存在である。 緑色植物は緑藻植物 (緑藻の多くを含む) とストレプト植物 (緑藻の一部と陸上植物を含む) からなる。以前は緑藻植物門 (学名:Chlorophyta) は緑色植物門とよばれたことがあり (その当時はふつう全ての緑藻が Chlorophyta に分類されていた)。そのため、単に「緑色植物」という場合は緑藻植物門を指すこともあった。 (ja)
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  • 単細胞性のクラミドモナス類 (ja)
  • 多核嚢状性 のイワヅタ属 (ja)
  • 多細胞性のイチョウ (ja)
  • 糸状性のアオミドロ属 (ja)
  • 群体性のクンショウモ属 (ja)
  • 緑色植物内の系統仮説の1例. 一番下の陸上植物以外は緑藻と総称される. (ja)
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  • 緑色植物の体制 (ja)
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  • Chlamydomonas globosa - 400x .jpg (ja)
  • Ginkgo biloba, Vasyliianok, Ivano-Frankivsk 13.JPG (ja)
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  • The freshwater alga Spirogyra.jpg (ja)
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  • *クロロプラスチダ *クロロビオンタ *クロロビオタ *植物界 * (ja)
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  • 真核生物 (ja)
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  • ディアフォレティケス (ja)
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  • *緑藻植物下界 *ストレプト植物下界 (ja)
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  • 下位分類 (ja)
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  • (上)クロレラ属 (緑藻植物)
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  • 緑色植物亜界 (りょくしょくしょくぶつあかい) (学名:Viridiplantae) は、植物界を構成する亜界の1つであり、陸上植物と緑藻からなる大きな系統群のことである。一般名としては緑色植物 (英:green plants) とよばれる。ただし、この系統群に対して、植物界やクロロプラスチダ、クロロビオンタなど緑色植物亜界以外の分類群名や系統群名を充てることもある (右分類表のシノニム欄参照)。 緑色植物は、2枚の包膜で包まれた、クロロフィル a とクロロフィル b を含む葉緑体 (色素体) をもち、デンプンを色素体内に貯蔵する。鞭毛の基部に、星状構造とよばれる特異な構造をもつ。緑藻の中には単細胞から多核嚢状までさまざまな体制のものがおり、また陸上植物は複雑な多細胞体を形成する。緑藻は主に水界に生育し、陸上植物は陸上生態系を支える存在である。 緑色植物は緑藻植物 (緑藻の多くを含む) とストレプト植物 (緑藻の一部と陸上植物を含む) からなる。以前は緑藻植物門 (学名:Chlorophyta) は緑色植物門とよばれたことがあり (その当時はふつう全ての緑藻が Chlorophyta に分類されていた)。そのため、単に「緑色植物」という場合は緑藻植物門を指すこともあった。 (ja)
  • 緑色植物亜界 (りょくしょくしょくぶつあかい) (学名:Viridiplantae) は、植物界を構成する亜界の1つであり、陸上植物と緑藻からなる大きな系統群のことである。一般名としては緑色植物 (英:green plants) とよばれる。ただし、この系統群に対して、植物界やクロロプラスチダ、クロロビオンタなど緑色植物亜界以外の分類群名や系統群名を充てることもある (右分類表のシノニム欄参照)。 緑色植物は、2枚の包膜で包まれた、クロロフィル a とクロロフィル b を含む葉緑体 (色素体) をもち、デンプンを色素体内に貯蔵する。鞭毛の基部に、星状構造とよばれる特異な構造をもつ。緑藻の中には単細胞から多核嚢状までさまざまな体制のものがおり、また陸上植物は複雑な多細胞体を形成する。緑藻は主に水界に生育し、陸上植物は陸上生態系を支える存在である。 緑色植物は緑藻植物 (緑藻の多くを含む) とストレプト植物 (緑藻の一部と陸上植物を含む) からなる。以前は緑藻植物門 (学名:Chlorophyta) は緑色植物門とよばれたことがあり (その当時はふつう全ての緑藻が Chlorophyta に分類されていた)。そのため、単に「緑色植物」という場合は緑藻植物門を指すこともあった。 (ja)
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