『統帥綱領』は大日本帝国陸軍が作成した特定の将校だけに閲覧を許されたである。 主として高級指揮官に対し、方面軍及び軍統帥に関する要綱を示し、大兵団を適切に運用させるための教令であった。 統帥綱領は参謀総長の作戦訓令として出されたもので、本来の主旨は各軍司令部以上の作戦課に勤務する参謀が年度毎の作戦計画案を作成するための手引き書、参考書に類するものであった。