粉瘤腫(ふんりゅうしゅ)、粉瘤とは、本来ならば新陳代謝によって表皮から剥がれ落ちる垢などの老廃物が、皮膚内部(真皮)や皮下に溜まることによってできる良性の嚢胞性病変の総称である。なお、国内ではアテローマ(atheroma)、アテロームの呼称も一般的だが、英語では正式には表皮嚢胞(epidermal cyst)あるいは類表皮嚢胞(epidermoid cyst)と呼ばれる。atheromaは「-oma」という接尾語を持つが、新生物とは考えられていない。