節はそれぞれに述語を含むが、文全体の中心となる述語節(主節)に対する働きによって以下のような分類される。なお節はそれぞれ単一の品詞と同じような働きをするので品詞名で呼ばれることもある。 主節文全体をまとめる節。日本語において主節の述語は文末に置かれる。接続節主節以外の節で、主節への接続の仕方によって並列節と従属節に分けられる。並列節意味的に主節と対等の関係にある節。例えば、「私は彼が好きだが、」といった節。従属節主節に対して従属的にかかっている節。なお副詞節のみを従属節とする考え方もある。連体修飾節名詞を修飾する節。形容詞節とも呼ばれる。副詞節述語や文全体を修飾する節。連用修飾節は副詞節の一部である。補足節述語を補足する名詞としての役割をになった節。名詞節とも言われる。日本語では「の」「こと」などによって名詞化されるものや「~と」「~か」などによって引用されるものをいう。 ドイツ語などでは従属節とそれ以外の主文とで語順が異なる。枠構造・V2語順を参照。