等温滴定カロリメトリー(とうおんてきていカロリメトリー、英: isothermal titration calorimetry、略称: ITC)は、溶液中での相互作用の熱力学的パラメータを決定するために利用される物理的技術である。等温滴定型熱量測定とも呼ばれ、低分子(薬剤など)の高分子(タンパク質やDNAなど)への結合の研究に最もよく利用される。測定装置は、断熱ジャケット内の2つのセルから構成される。研究対象の化合物は試料セルに入れられ、他方のセル(参照セル 、reference cell)はコントロールとして用いられ、水もしくは試料の溶解に用いた緩衝液を含む。