竹本 政太夫(たけもと まさたゆう)は、六代を数える義太夫節の太夫。定紋は源氏車。『義経千本桜』で佐藤忠信が使用する「源氏車」の紋は、初演時に「狐場(河連館の段)」を語った二代目竹本政太夫の定紋に由来する。「右狐場をつとむる政太夫の紋所源氏車故、源氏のゆかりにて源氏車の模様付し故」―『浄瑠璃譜』