積和演算 (せきわえんざん) は、演算のひとつで、積の和を求める、つまり乗算の結果を順次加算する演算である。乗累算 (じょうるいざん) とも言う。MAD/MADD (multiply-add) もしくは MAC/MACC (multiply-accumulate) と呼ばれることもある。演算式は以下のように表される。 積和演算はデジタル信号処理において非常に多く使用される演算で、デジタルシグナルプロセッサでは積和算命令を1クロックで実行できる専用の演算回路を持つ。また、1秒間にこの積和演算を何回実行できるか、がプロセッサの性能指標として使われることもある。 なお、和ではなく差を用いる場合は、積差演算(multiply-subtract)と呼ばれる。 積和演算はドット積の計算に現れる。ベクトル と のドット積は「アキュムレータ に対し要素の積 を足し込む」という積和演算を要素分繰り返すことで得られる。行列積(GEMM)の各要素は行と列のドット積で計算されるため、行列積は積和演算の集まりと言える。

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  • 積和演算 (せきわえんざん) は、演算のひとつで、積の和を求める、つまり乗算の結果を順次加算する演算である。乗累算 (じょうるいざん) とも言う。MAD/MADD (multiply-add) もしくは MAC/MACC (multiply-accumulate) と呼ばれることもある。演算式は以下のように表される。 積和演算はデジタル信号処理において非常に多く使用される演算で、デジタルシグナルプロセッサでは積和算命令を1クロックで実行できる専用の演算回路を持つ。また、1秒間にこの積和演算を何回実行できるか、がプロセッサの性能指標として使われることもある。 なお、和ではなく差を用いる場合は、積差演算(multiply-subtract)と呼ばれる。 積和演算はドット積の計算に現れる。ベクトル と のドット積は「アキュムレータ に対し要素の積 を足し込む」という積和演算を要素分繰り返すことで得られる。行列積(GEMM)の各要素は行と列のドット積で計算されるため、行列積は積和演算の集まりと言える。 (ja)
  • 積和演算 (せきわえんざん) は、演算のひとつで、積の和を求める、つまり乗算の結果を順次加算する演算である。乗累算 (じょうるいざん) とも言う。MAD/MADD (multiply-add) もしくは MAC/MACC (multiply-accumulate) と呼ばれることもある。演算式は以下のように表される。 積和演算はデジタル信号処理において非常に多く使用される演算で、デジタルシグナルプロセッサでは積和算命令を1クロックで実行できる専用の演算回路を持つ。また、1秒間にこの積和演算を何回実行できるか、がプロセッサの性能指標として使われることもある。 なお、和ではなく差を用いる場合は、積差演算(multiply-subtract)と呼ばれる。 積和演算はドット積の計算に現れる。ベクトル と のドット積は「アキュムレータ に対し要素の積 を足し込む」という積和演算を要素分繰り返すことで得られる。行列積(GEMM)の各要素は行と列のドット積で計算されるため、行列積は積和演算の集まりと言える。 (ja)
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  • 積和演算 (ja)
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