福音主義教会(ドイツ語: Evangelische Kirche)は、主にドイツ語圏で、16世紀の宗教改革において主流派の地位を築き、その伝統の上にあるキリスト教の教派を指す言葉である。これには、ルター派教会、改革派教会(カルヴァン主義)、そしてその両者からなる福音主義合同教会が含まれる。さらに、現代ではプロテスタント諸派全般を指す語としても用いられる。 スイスの福音主義神学者カール・バルトは、「“福音主義の(evangelisch)”という形容詞によって思い起こさせるのは、まず新約聖書であり、同時に16世紀の宗教改革である」と語っている。