禁止法(きんしほう)は、言語学の用語で叙法の一種。「~するな」のように禁止や規制を表すものをいう。 インド・ヨーロッパ語などでは命令法の否定として表されることが多い。 命令法と別の法として表現する言語もあり、日本語がその例である。日本語では終止形に終助詞「な」をつける形が一般的である。一部の方言では終止形でなく連用形を使う形「~しな」もあるが、これは関東方言などでは逆に命令表現となる。また敬語表現として否定依頼の「・・・ないで(下さい)」などの表現がある。古語でも終助詞の「な」はあったが、「な」と「そ」で連用形をはさむ形式が普通であった。

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  • 禁止法(きんしほう)は、言語学の用語で叙法の一種。「~するな」のように禁止や規制を表すものをいう。 インド・ヨーロッパ語などでは命令法の否定として表されることが多い。 命令法と別の法として表現する言語もあり、日本語がその例である。日本語では終止形に終助詞「な」をつける形が一般的である。一部の方言では終止形でなく連用形を使う形「~しな」もあるが、これは関東方言などでは逆に命令表現となる。また敬語表現として否定依頼の「・・・ないで(下さい)」などの表現がある。古語でも終助詞の「な」はあったが、「な」と「そ」で連用形をはさむ形式が普通であった。 (ja)
  • 禁止法(きんしほう)は、言語学の用語で叙法の一種。「~するな」のように禁止や規制を表すものをいう。 インド・ヨーロッパ語などでは命令法の否定として表されることが多い。 命令法と別の法として表現する言語もあり、日本語がその例である。日本語では終止形に終助詞「な」をつける形が一般的である。一部の方言では終止形でなく連用形を使う形「~しな」もあるが、これは関東方言などでは逆に命令表現となる。また敬語表現として否定依頼の「・・・ないで(下さい)」などの表現がある。古語でも終助詞の「な」はあったが、「な」と「そ」で連用形をはさむ形式が普通であった。 (ja)
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  • 禁止法(きんしほう)は、言語学の用語で叙法の一種。「~するな」のように禁止や規制を表すものをいう。 インド・ヨーロッパ語などでは命令法の否定として表されることが多い。 命令法と別の法として表現する言語もあり、日本語がその例である。日本語では終止形に終助詞「な」をつける形が一般的である。一部の方言では終止形でなく連用形を使う形「~しな」もあるが、これは関東方言などでは逆に命令表現となる。また敬語表現として否定依頼の「・・・ないで(下さい)」などの表現がある。古語でも終助詞の「な」はあったが、「な」と「そ」で連用形をはさむ形式が普通であった。 (ja)
  • 禁止法(きんしほう)は、言語学の用語で叙法の一種。「~するな」のように禁止や規制を表すものをいう。 インド・ヨーロッパ語などでは命令法の否定として表されることが多い。 命令法と別の法として表現する言語もあり、日本語がその例である。日本語では終止形に終助詞「な」をつける形が一般的である。一部の方言では終止形でなく連用形を使う形「~しな」もあるが、これは関東方言などでは逆に命令表現となる。また敬語表現として否定依頼の「・・・ないで(下さい)」などの表現がある。古語でも終助詞の「な」はあったが、「な」と「そ」で連用形をはさむ形式が普通であった。 (ja)
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  • 禁止法 (言語学) (ja)
  • 禁止法 (言語学) (ja)
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