硫黄鳥島(いおうとりしま)は、沖縄県における最北端の島で、県内唯一の活火山島である。 14世紀後半から明王朝へ進貢する硫黄の産地として知られ、琉球王国が終了する19世紀中頃まで、琉球と明・清朝の朝貢関係を繋ぐ重要な島であった。1903年(明治36年)の久米島移住後も硫黄採掘が行われたが、1959年(昭和34年)の噴火により住民は島外へ移住、1967年(昭和42年)には採掘従事者も撤退し、これ以降は完全な無人島となった。