着氷性の霧(ちゃくひょうせいのきり、Freezing fog)とは、微小な過冷却の水滴が浮遊する気象現象のこと。霧の一種。着氷性霧、過冷却の霧、過冷却霧などとも言う。 過冷却の水の性質上、この霧は物体の表面に衝突すると、その衝撃で凍結し氷になる。水滴の大きさによって、さまざまな形の氷ができる。 地上に発生する霧と同様に、上空の雲にも着氷性の霧と同じ過冷却の水滴でできたものがある。このタイプの雲は比較的多く、高緯度ほど多く発生し、中低緯度でも上空の雲はこのタイプである場合が多い。