真島 襄一郎(眞島 襄一郎、まじま じょういちろう、1852年(嘉永5年) -1913年(大正2年))は、明治の実業家。日本における洋紙製造業の先覚者の一人であり、製紙会社3社を立ち上げた。真島は、1873年から1911年まで製紙業界に身をおいていた。戦前の日本の製紙業では旧王子製紙(後のいわゆる大王子製紙)が圧倒的なガリバー企業であったが、真島自身は王子製紙の傘下に組したことは一度もなかった。真島は、巨大企業旧王子製紙にとってライバルであり続けた人物であるが、旧王子製紙の継承会社たる現王子製紙からは日本製紙業界の先覚者としてその慧眼に尊敬を受けている人物である。 なお、以降の本稿で単に「王子製紙」とする会社は後に巨大製紙会社いわゆる大王子製紙になる旧王子製紙のことを指す。また、本稿では紙は洋紙を指し、製紙業は洋紙製造業を指す。日本伝統の手工業制和紙は本稿では考えない。