白鳳地震(はくほうじしん)は、白鳳時代(飛鳥時代後期)の天武天皇13年(684年)に起きた巨大地震。南海トラフ沿いの巨大地震と推定されている。 南海トラフ巨大地震と推定される地震の確実な記録としては最古のものである。白鳳の大地震(はくほうのおおじしん)、白鳳大地震(はくほうおおじしん)、あるいは天武地震(てんむじしん)とも呼ばれる。 記録による土佐や伊予の被害の様相から南海道沖の地震と考えられていたため、白鳳南海地震(はくほうなんかいじしん)とも呼ばれてきたが、発掘調査により、ほぼ同時期に東海道沖も震源域(宝永地震のように南海トラフ全域)となった可能性が推定されている。