異音(いおん、英: allophone)とは、音韻論で、ある音素がいくつかの異なる音声として現れるときに、その個々の互いに異なる音声を指す。音韻環境によって相補分布を示すものを条件異音(conditional allophone)、それ以外のものを自由異音(free allophone)という。 異音は音素として区別されないため、発音の別は母語話者には無意識に行われており、音声学的注意を払って認識しようとしない限り、母語話者はそれを聞き分けることができないことが多い。 なお、同一言語の方言間等で、話者は同一音と意識しているが正確には異音として現れている場合、その観念上の同一音のことを類音(英: diaphone, Diaphoneme)と言う。

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  • 異音(いおん、英: allophone)とは、音韻論で、ある音素がいくつかの異なる音声として現れるときに、その個々の互いに異なる音声を指す。音韻環境によって相補分布を示すものを条件異音(conditional allophone)、それ以外のものを自由異音(free allophone)という。 異音は音素として区別されないため、発音の別は母語話者には無意識に行われており、音声学的注意を払って認識しようとしない限り、母語話者はそれを聞き分けることができないことが多い。 なお、同一言語の方言間等で、話者は同一音と意識しているが正確には異音として現れている場合、その観念上の同一音のことを類音(英: diaphone, Diaphoneme)と言う。 (ja)
  • 異音(いおん、英: allophone)とは、音韻論で、ある音素がいくつかの異なる音声として現れるときに、その個々の互いに異なる音声を指す。音韻環境によって相補分布を示すものを条件異音(conditional allophone)、それ以外のものを自由異音(free allophone)という。 異音は音素として区別されないため、発音の別は母語話者には無意識に行われており、音声学的注意を払って認識しようとしない限り、母語話者はそれを聞き分けることができないことが多い。 なお、同一言語の方言間等で、話者は同一音と意識しているが正確には異音として現れている場合、その観念上の同一音のことを類音(英: diaphone, Diaphoneme)と言う。 (ja)
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  • 異音(いおん、英: allophone)とは、音韻論で、ある音素がいくつかの異なる音声として現れるときに、その個々の互いに異なる音声を指す。音韻環境によって相補分布を示すものを条件異音(conditional allophone)、それ以外のものを自由異音(free allophone)という。 異音は音素として区別されないため、発音の別は母語話者には無意識に行われており、音声学的注意を払って認識しようとしない限り、母語話者はそれを聞き分けることができないことが多い。 なお、同一言語の方言間等で、話者は同一音と意識しているが正確には異音として現れている場合、その観念上の同一音のことを類音(英: diaphone, Diaphoneme)と言う。 (ja)
  • 異音(いおん、英: allophone)とは、音韻論で、ある音素がいくつかの異なる音声として現れるときに、その個々の互いに異なる音声を指す。音韻環境によって相補分布を示すものを条件異音(conditional allophone)、それ以外のものを自由異音(free allophone)という。 異音は音素として区別されないため、発音の別は母語話者には無意識に行われており、音声学的注意を払って認識しようとしない限り、母語話者はそれを聞き分けることができないことが多い。 なお、同一言語の方言間等で、話者は同一音と意識しているが正確には異音として現れている場合、その観念上の同一音のことを類音(英: diaphone, Diaphoneme)と言う。 (ja)
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  • 異音 (ja)
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