『異聞集(いぶんしゅう)』は、晩唐の陳翰(ちんかん)が唐代の代表的伝奇作品を集めて編んだ撰集。全10巻。 当該分野の撰集として確認できる最古のもので、伝奇代表作の多くを収めかつ広く読まれたであろう点で中国小説史における影響の大きさが指摘されるが完本は現伝しない。