田代 安定(たしろ あんてい / やすさだ、1857年9月21日(安政4年8月21日) - 1928年(昭和3年)3月15日)は、日本の植物学者、民族学者、冒険家。当時ほとんど情報がなかった八重山諸島などの南西諸島で動植物の調査や旧慣調査を行い、植物学や民俗学の発展に貢献したが、その業績についてはほとんど顧みられておらず、「忘却され無視されている」、「忘れられた日本人」 などとされている。 沖縄の結縄文字であるについての研究を初めて行なったことや、宮古島の調査中にミヤコショウビンを捕獲し、その個体が現存する唯一の標本となっていることなどでも知られている。