『現代人』(げんだいじん)は、渋谷実監督、1952年公開の日本映画である。中央官僚組織を舞台に戦後日本社会の暗部を描いた。1953年のカンヌ国際映画祭で上映された。 主演の池部良は東宝の俳優であったが、五社協定を破ってこの作品に出演した。後に池部は、この映画出演が彼に俳優業に対するプロ意識を芽生えさせたことから「自分にとってターニングポイントとなった記念すべき作品」と語った。ただし五社協定の成立は公開の翌年、1953年である。