獅子舞(ししまい、中国語: 舞狮、拼音: wǔshī、英: Lion dance)とは、東アジアおよび東南アジアでみられる伝統芸能の一つで、祭囃子にあわせて獅子が舞い踊るものである。発祥には諸説があり、真相は定かではない。主な説は以下の通り。 * 1世紀ごろの中国(後漢)が発祥とされる説 * 日本には奈良時代ごろの唐王朝の時代に中国から伝わったとみられている説 * 16世紀初頭、伊勢国(三重県)で飢饉や疫病除けに獅子頭を作り、正月に獅子舞を舞ったのが発祥と言われている説。 * 17世紀に伊勢より江戸へ上り、悪魔を祓い、世を祝う縁起ものとして江戸に定着。祝い事や祭礼で獅子舞が行われるようになったという説。 * 獅子舞が日本の各地に急速に広まったのは、室町時代から江戸時代初期に伊勢大神楽の伊勢派(現代の伊勢大神楽講社)や熱田派(現代の江戸大神楽、水戸大神楽)が獅子舞を舞いながら全国を業脚し、悪魔祓いをしたのがきっかけであると言う説 また本項では、中国の獅子舞(舞獅)、いわゆるライオンダンスについてもあわせて解説する。