「牛人」(ぎゅうじん)は、中島敦の短編小説で、「古俗」と題された作品群の中の一遍。「」と共に1942年(昭和17年)『』昭和17年7月号(第13巻7号、昭和17年7月8日発行 170~174ページ)に掲載された。同年11月、から刊行された単行本『』に収められている。 下書きや原稿は残されてはおらず、製作年代は不明である。 『春秋左氏伝』の昭公4年(紀元前538年)の記事をもとに書かれている(同様の内容は『韓非子』内儲説篇上七術にも見える)。