牛乳に相談だ。(ぎゅうにゅうにそうだんだ。)は、中央酪農会議が、2005年7月から2010年3月まで若年層の牛乳離れを食い止めるために行っていた牛乳の消費拡大キャンペーンである。 酪農を初めとする乳業は2兆円を超す規模の産業であるが、近年、飲用牛乳の消費が減少しているため、業界では消費拡大に取り組んでいる。このキャンペーンはそのような取り組みのひとつであり、特に若年層を対象としたものである。 キャンペーン費用は5年間で約40億円に達し、必要な資金はすべて全国の酪農家からの拠出金により賄われた。大手広告代理店の電通が手掛けているといわれ、具体的な広報の手段としては、専用ロゴの作成、CMの放映、駅貼りポスターの掲出、イベントの開催、専用ウェブサイトの公開等が行われている。 2010年6月30日の中央酪農会議による発表では、キャンペーン認知度・好感度は高かった一方で、飲用牛乳の消費量減退の解消には結びつかなかったと結論付けている。当時の中央酪農会議事務局長の前田浩史は、「牛乳の消費減退トレンドに対して有効だったかどうかはわからないが、キャンペーン自体は大きな成果をあげた」と総括した。

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  • 牛乳に相談だ。(ぎゅうにゅうにそうだんだ。)は、中央酪農会議が、2005年7月から2010年3月まで若年層の牛乳離れを食い止めるために行っていた牛乳の消費拡大キャンペーンである。 酪農を初めとする乳業は2兆円を超す規模の産業であるが、近年、飲用牛乳の消費が減少しているため、業界では消費拡大に取り組んでいる。このキャンペーンはそのような取り組みのひとつであり、特に若年層を対象としたものである。 キャンペーン費用は5年間で約40億円に達し、必要な資金はすべて全国の酪農家からの拠出金により賄われた。大手広告代理店の電通が手掛けているといわれ、具体的な広報の手段としては、専用ロゴの作成、CMの放映、駅貼りポスターの掲出、イベントの開催、専用ウェブサイトの公開等が行われている。 2010年6月30日の中央酪農会議による発表では、キャンペーン認知度・好感度は高かった一方で、飲用牛乳の消費量減退の解消には結びつかなかったと結論付けている。当時の中央酪農会議事務局長の前田浩史は、「牛乳の消費減退トレンドに対して有効だったかどうかはわからないが、キャンペーン自体は大きな成果をあげた」と総括した。 (ja)
  • 牛乳に相談だ。(ぎゅうにゅうにそうだんだ。)は、中央酪農会議が、2005年7月から2010年3月まで若年層の牛乳離れを食い止めるために行っていた牛乳の消費拡大キャンペーンである。 酪農を初めとする乳業は2兆円を超す規模の産業であるが、近年、飲用牛乳の消費が減少しているため、業界では消費拡大に取り組んでいる。このキャンペーンはそのような取り組みのひとつであり、特に若年層を対象としたものである。 キャンペーン費用は5年間で約40億円に達し、必要な資金はすべて全国の酪農家からの拠出金により賄われた。大手広告代理店の電通が手掛けているといわれ、具体的な広報の手段としては、専用ロゴの作成、CMの放映、駅貼りポスターの掲出、イベントの開催、専用ウェブサイトの公開等が行われている。 2010年6月30日の中央酪農会議による発表では、キャンペーン認知度・好感度は高かった一方で、飲用牛乳の消費量減退の解消には結びつかなかったと結論付けている。当時の中央酪農会議事務局長の前田浩史は、「牛乳の消費減退トレンドに対して有効だったかどうかはわからないが、キャンペーン自体は大きな成果をあげた」と総括した。 (ja)
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  • 牛乳に相談だ。(ぎゅうにゅうにそうだんだ。)は、中央酪農会議が、2005年7月から2010年3月まで若年層の牛乳離れを食い止めるために行っていた牛乳の消費拡大キャンペーンである。 酪農を初めとする乳業は2兆円を超す規模の産業であるが、近年、飲用牛乳の消費が減少しているため、業界では消費拡大に取り組んでいる。このキャンペーンはそのような取り組みのひとつであり、特に若年層を対象としたものである。 キャンペーン費用は5年間で約40億円に達し、必要な資金はすべて全国の酪農家からの拠出金により賄われた。大手広告代理店の電通が手掛けているといわれ、具体的な広報の手段としては、専用ロゴの作成、CMの放映、駅貼りポスターの掲出、イベントの開催、専用ウェブサイトの公開等が行われている。 2010年6月30日の中央酪農会議による発表では、キャンペーン認知度・好感度は高かった一方で、飲用牛乳の消費量減退の解消には結びつかなかったと結論付けている。当時の中央酪農会議事務局長の前田浩史は、「牛乳の消費減退トレンドに対して有効だったかどうかはわからないが、キャンペーン自体は大きな成果をあげた」と総括した。 (ja)
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  • 牛乳に相談だ。 (ja)
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