熊野丸(くまのまる)は、大日本帝国陸軍が建造した揚陸艦。全通式飛行甲板を有し、軽空母としての性格も持つ。陸軍特殊船(軽空母)あきつ丸の改良型である。日本陸軍における分類は特種船。太平洋戦争中に護衛空母機能を有する上陸用舟艇母船として起工されたが、完成が1945年(昭和20年)3月のため実戦使用されないまま終戦を迎えた。引き揚げ船として使用後、解体された。