熊野のヒダリマキガヤ(くまののヒダリマキガヤ)は、滋賀県蒲生郡日野町熊野にある国の天然記念物に指定されたである。 カヤ(榧)の変種であるヒダリマキガヤの種子は、通常のカヤの種子と異なり、外殻に左巻きの波紋状のスジがあるものが多いため、ヒダリマキガヤ(左巻榧)の名前がある。国の天然記念物に指定されたヒダリマキガヤは日本国内に3件あり、また都道府県指定および市町村指定も含めると数十件が天然記念物に指定されているが、熊野のヒダリマキガヤは当該変種が最初に発見確認された地とされ、1922年(大正11年)10月12日に国の天然記念物に指定された。