漆生線(うるしおせん)は、福岡県嘉穂郡稲築町(現・嘉麻市)の下鴨生駅から福岡県山田市(同じく現・嘉麻市)の下山田駅までを結んでいた、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線(地方交通線)である。全線が福岡近郊区間に含まれていた。 1980年の国鉄再建法施行により第2次特定地方交通線に指定され、1986年4月1日に廃止された。当初は、第1次廃止対象であったが、漆生駅 - 才田駅間のやや才田駅寄りの沿線に建設される住宅団地(大坪団地)によって乗降客の増加が見込まれるとして第2次廃止対象とされた経緯がある。 なお、第2次特定地方交通線(全31線区)で、最初に廃止された路線でもあった。