海野 弘(うんの ひろし、1939年7月10日 - )は、日本の評論家。世紀末芸術などに関する多くの著書がある。本名は中村新珠(なかむらあらたま/なかむらしんじゅ)。 東京出身。幼少の一時期、母の故郷の青森県脇野沢村(現在のむつ市)に住む。1962年、早稲田大学第一文学部ロシア文学科を卒業。平凡社に入社、『太陽』編集に関わり、1976年から編集長を務めた。在職中、当時ほとんど評価されていなかったアール・ヌーヴォーに注目し、1968年に処女作『アール・ヌーボーの世界』を刊行。退社独立後は幅広い分野で著述活動を行い、アール・デコの再評価、都市論、文学、音楽、映画、ファッション史などに加え、小説作品も手掛けた。1995年『江戸ふしぎ草子』で斎藤緑雨賞受賞。