海上保険(かいじょうほけん)は、貨物保険と船舶保険(船舶を保険の目的とする保険をいう)などを併せた概念であり、主に海上危険による損害を担保する保険である。 その被保険利益は主には船舶自体または貨物自体となるため、保険契約上の被保険者は荷主、オペレーター、船主、用船者などである。近年では、洋上施設も対象として含まれる。貨物保険は内陸仕出地倉庫から内陸仕向地倉庫までを対象とすることが一般的であり、必ずしも海上危険のみをカバーするものでなくなっている。