津波堆積物(つなみたいせきぶつ、英語tsunami deposit ; tsunamiite ;tsunami-related sediments)は、タービダイトの一種で、大規模な津波によって、海底から巻き上げられた泥・砂・礫などの砕屑物や生物遺骸が水底(海底、湖底)や陸上に堆積してできた堆積物である。津波堆積物の生成年代を決定することにより、過去の津波の襲来時期や押し寄せた範囲を明らかにすることができるが、堆積物の分布と浸水範囲は一致するとは限らない。