水銀蒸気タービン (英語: mercury vapour turbine) は、熱サイクルの駆動に水銀を使用した熱機関の一方式である。水銀蒸気タービンは蒸気タービンと組み合わせており、発電機としての使用例がある。一種のコンバインドサイクル発電であり、水銀サイクルは高温で作動するランキンサイクルでもあるため、水蒸気のみのサイクルよりも高効率である。しかし、高コストと水銀が外部に漏れた場合の環境汚染の問題があるため、普及しなかった。