『水底の歌』(みなそこのうた)は、哲学者・梅原猛の著した柿本人麿に関する評論。副題は「柿本人麻呂論」。大佛次郎賞受賞作。 飛鳥時代の歌聖・柿本人麿は女帝・持統天皇によって流罪に処せられ刑死したとして、柿本人麿の和歌を、恋歌や挽歌を中心に悲劇的に見直す新しい解釈を示した。 1972年(昭和47年)6月から1973年(昭和48年)6月まで雑誌「すばる」(当時は季刊誌)に連載し、1973年11月に出版された。