楞厳呪(りょうごんしゅ)は、大乗仏典の『』で説かれている陀羅尼のこと。正式には大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)という。唐の時代、中天竺の般剌蜜帝が705年に漢訳している。昔には禅宗や密教でよく唱えられた。現在では日本の曹洞宗の修行道場で、楞厳会(りょうごんえ)の際によく唱えられ、中国では禅宗全般でよく朝の勤めとして唱えられている。アメリカに渡った宣化上人のCity of Ten Thousand Buddhasの録音記録によく出てきている。もともと阿難が摩登伽族の女に惑わされた時に釈尊が文殊菩薩にこの陀羅尼を伝え阿難を救ったといわれている。 仏教の中でも、「楞厳呪」は重要な陀羅尼であり、陀羅尼の王とも呼ばれる。陀羅尼でも最も長く、仏教全体の衰退にも深く関わりがあると言われる。「楞厳呪」には天地を支え、消滅しないという箇所があり、「楞厳呪」により世界の終りは来ないとされている。また仏教界全体では「楞厳呪」がある限り正法は存在すると言われている。 「楞厳呪」では、諸魔を降伏するとあり、外道を制するとある。一言一句に妙があり、一字、一句、少しでも、全文でも不思議な力があるとされている。鬼や神は泣き、妖怪魔は遠のき、魑魅魍魎は隠れるとある。「楞厳呪」を唱えれば、一切の暗闇が取り除かれ、宿星の業が取り除かれ、将来必ず成仏するとされている。

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  • 楞厳呪(りょうごんしゅ)は、大乗仏典の『』で説かれている陀羅尼のこと。正式には大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)という。唐の時代、中天竺の般剌蜜帝が705年に漢訳している。昔には禅宗や密教でよく唱えられた。現在では日本の曹洞宗の修行道場で、楞厳会(りょうごんえ)の際によく唱えられ、中国では禅宗全般でよく朝の勤めとして唱えられている。アメリカに渡った宣化上人のCity of Ten Thousand Buddhasの録音記録によく出てきている。もともと阿難が摩登伽族の女に惑わされた時に釈尊が文殊菩薩にこの陀羅尼を伝え阿難を救ったといわれている。 仏教の中でも、「楞厳呪」は重要な陀羅尼であり、陀羅尼の王とも呼ばれる。陀羅尼でも最も長く、仏教全体の衰退にも深く関わりがあると言われる。「楞厳呪」には天地を支え、消滅しないという箇所があり、「楞厳呪」により世界の終りは来ないとされている。また仏教界全体では「楞厳呪」がある限り正法は存在すると言われている。 「楞厳呪」では、諸魔を降伏するとあり、外道を制するとある。一言一句に妙があり、一字、一句、少しでも、全文でも不思議な力があるとされている。鬼や神は泣き、妖怪魔は遠のき、魑魅魍魎は隠れるとある。「楞厳呪」を唱えれば、一切の暗闇が取り除かれ、宿星の業が取り除かれ、将来必ず成仏するとされている。 (ja)
  • 楞厳呪(りょうごんしゅ)は、大乗仏典の『』で説かれている陀羅尼のこと。正式には大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)という。唐の時代、中天竺の般剌蜜帝が705年に漢訳している。昔には禅宗や密教でよく唱えられた。現在では日本の曹洞宗の修行道場で、楞厳会(りょうごんえ)の際によく唱えられ、中国では禅宗全般でよく朝の勤めとして唱えられている。アメリカに渡った宣化上人のCity of Ten Thousand Buddhasの録音記録によく出てきている。もともと阿難が摩登伽族の女に惑わされた時に釈尊が文殊菩薩にこの陀羅尼を伝え阿難を救ったといわれている。 仏教の中でも、「楞厳呪」は重要な陀羅尼であり、陀羅尼の王とも呼ばれる。陀羅尼でも最も長く、仏教全体の衰退にも深く関わりがあると言われる。「楞厳呪」には天地を支え、消滅しないという箇所があり、「楞厳呪」により世界の終りは来ないとされている。また仏教界全体では「楞厳呪」がある限り正法は存在すると言われている。 「楞厳呪」では、諸魔を降伏するとあり、外道を制するとある。一言一句に妙があり、一字、一句、少しでも、全文でも不思議な力があるとされている。鬼や神は泣き、妖怪魔は遠のき、魑魅魍魎は隠れるとある。「楞厳呪」を唱えれば、一切の暗闇が取り除かれ、宿星の業が取り除かれ、将来必ず成仏するとされている。 (ja)
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  • 楞厳呪(りょうごんしゅ)は、大乗仏典の『』で説かれている陀羅尼のこと。正式には大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)という。唐の時代、中天竺の般剌蜜帝が705年に漢訳している。昔には禅宗や密教でよく唱えられた。現在では日本の曹洞宗の修行道場で、楞厳会(りょうごんえ)の際によく唱えられ、中国では禅宗全般でよく朝の勤めとして唱えられている。アメリカに渡った宣化上人のCity of Ten Thousand Buddhasの録音記録によく出てきている。もともと阿難が摩登伽族の女に惑わされた時に釈尊が文殊菩薩にこの陀羅尼を伝え阿難を救ったといわれている。 仏教の中でも、「楞厳呪」は重要な陀羅尼であり、陀羅尼の王とも呼ばれる。陀羅尼でも最も長く、仏教全体の衰退にも深く関わりがあると言われる。「楞厳呪」には天地を支え、消滅しないという箇所があり、「楞厳呪」により世界の終りは来ないとされている。また仏教界全体では「楞厳呪」がある限り正法は存在すると言われている。 「楞厳呪」では、諸魔を降伏するとあり、外道を制するとある。一言一句に妙があり、一字、一句、少しでも、全文でも不思議な力があるとされている。鬼や神は泣き、妖怪魔は遠のき、魑魅魍魎は隠れるとある。「楞厳呪」を唱えれば、一切の暗闇が取り除かれ、宿星の業が取り除かれ、将来必ず成仏するとされている。 (ja)
  • 楞厳呪(りょうごんしゅ)は、大乗仏典の『』で説かれている陀羅尼のこと。正式には大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)という。唐の時代、中天竺の般剌蜜帝が705年に漢訳している。昔には禅宗や密教でよく唱えられた。現在では日本の曹洞宗の修行道場で、楞厳会(りょうごんえ)の際によく唱えられ、中国では禅宗全般でよく朝の勤めとして唱えられている。アメリカに渡った宣化上人のCity of Ten Thousand Buddhasの録音記録によく出てきている。もともと阿難が摩登伽族の女に惑わされた時に釈尊が文殊菩薩にこの陀羅尼を伝え阿難を救ったといわれている。 仏教の中でも、「楞厳呪」は重要な陀羅尼であり、陀羅尼の王とも呼ばれる。陀羅尼でも最も長く、仏教全体の衰退にも深く関わりがあると言われる。「楞厳呪」には天地を支え、消滅しないという箇所があり、「楞厳呪」により世界の終りは来ないとされている。また仏教界全体では「楞厳呪」がある限り正法は存在すると言われている。 「楞厳呪」では、諸魔を降伏するとあり、外道を制するとある。一言一句に妙があり、一字、一句、少しでも、全文でも不思議な力があるとされている。鬼や神は泣き、妖怪魔は遠のき、魑魅魍魎は隠れるとある。「楞厳呪」を唱えれば、一切の暗闇が取り除かれ、宿星の業が取り除かれ、将来必ず成仏するとされている。 (ja)
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  • 楞厳呪 (ja)
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