『梅切らぬバカ』(うめきらぬバカ)は、2021年11月12日に公開された日本映画。監督・脚本は和島香太郎。加賀まりこと塚地武雅が親子役を演じ、加賀にとっては『濡れた逢びき』以来54年ぶりの映画主演作となる。文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2020」長編映画の実地研修完成作品および第24回上海国際映画祭 GALA部門正式出品。 老いた母親と自閉症を抱えるの息子の日常と、彼らと関わる周囲の人たちも交えた人間模様を描く。タイトルは「樹木にはそれぞれ特徴や性格があり、それらに合わせて世話をしないとうまく育たない」という戒めから転じて「人間の教育においても自由に枝を伸ばしてあげることが必要な場合と手をかけて育ててあげることが必要な場合がある」という意味のことわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」に由来する。