『桑実寺縁起絵巻』(くわのみでらえんぎえまき)は、室町時代末期の1532年(天文元年)に制作された絵巻物。上下巻。紙本著色。現在の滋賀県近江八幡市と東近江市の市境にある、繖山(きぬがさやま)山腹にある桑実寺の由来と、その本尊である薬師如来の化現(けげん)などを表す。桑実寺所蔵。重要文化財。 室町幕府第12代将軍足利義晴が発願し、後奈良天皇と青蓮院尊鎮法親王(しょうれんいん・そんちんほうしんのう)の兄弟と三条西実隆の三人が詞書(ことばがき)を、土佐光茂が絵を担当した。