柏木(かしわぎ)は、 1. * 『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第36帖。巻名は作中で柏木(下記)の未亡人落葉の宮の母・一条御息所が詠む和歌「柏木に葉守の神はまさずとも人ならすべき宿の梢か」に因む。 2. * 『源氏物語』に登場する架空の人物の通称。「柏木衛門督」とも呼ぶ。頭中将(内大臣)の長男。「柏木」とは、王朝和歌における衛門府、衛門督の雅称である。光源氏の息子・夕霧の友人。源氏の妻・女三宮と密通し薫をもうけたことで源氏に睨まれ早逝する。 * 源氏物語 > 源氏物語各帖のあらすじ > 柏木 (源氏物語) * 源氏物語 > 源氏物語の登場人物 > 柏木 (源氏物語)