『枯木灘』(かれきなだ)は1977年に出版された日本の小説家・中上健次による長編小説。「文藝」に1976年から1977年にかけて連載され、河出書房新社より刊行された。現在は河出書房新社より文庫版が出版されている。 芥川龍之介賞受賞作『岬』の続編にあたる。また本作の続編として『地の果て 至上の時』が書かれており、三部作を構成する。 紀州の「路地」を舞台に、肉体労働に従事する青年を中心とした複雑な血族の愛憎の物語を緊密な文章で描き、高い評価を得た。第三十一回毎日出版文化賞、第二十八回芸術選奨新人賞を受賞。中上の代表作とされる。 単行本の刊行時につけられた帯には以下の惹句が記されていた。「中上健次 初の長編小説 このいとおしい思い、この激情──人の寄って立つ土地と血への愛と痛みとを、“自然”に生きる人間の原型と向き合い未生の暗闇に探って、現実と物語のダイナミズムを現代に蘇らせる話題作!」

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  • 『枯木灘』(かれきなだ)は1977年に出版された日本の小説家・中上健次による長編小説。「文藝」に1976年から1977年にかけて連載され、河出書房新社より刊行された。現在は河出書房新社より文庫版が出版されている。 芥川龍之介賞受賞作『岬』の続編にあたる。また本作の続編として『地の果て 至上の時』が書かれており、三部作を構成する。 紀州の「路地」を舞台に、肉体労働に従事する青年を中心とした複雑な血族の愛憎の物語を緊密な文章で描き、高い評価を得た。第三十一回毎日出版文化賞、第二十八回芸術選奨新人賞を受賞。中上の代表作とされる。 単行本の刊行時につけられた帯には以下の惹句が記されていた。「中上健次 初の長編小説 このいとおしい思い、この激情──人の寄って立つ土地と血への愛と痛みとを、“自然”に生きる人間の原型と向き合い未生の暗闇に探って、現実と物語のダイナミズムを現代に蘇らせる話題作!」 (ja)
  • 『枯木灘』(かれきなだ)は1977年に出版された日本の小説家・中上健次による長編小説。「文藝」に1976年から1977年にかけて連載され、河出書房新社より刊行された。現在は河出書房新社より文庫版が出版されている。 芥川龍之介賞受賞作『岬』の続編にあたる。また本作の続編として『地の果て 至上の時』が書かれており、三部作を構成する。 紀州の「路地」を舞台に、肉体労働に従事する青年を中心とした複雑な血族の愛憎の物語を緊密な文章で描き、高い評価を得た。第三十一回毎日出版文化賞、第二十八回芸術選奨新人賞を受賞。中上の代表作とされる。 単行本の刊行時につけられた帯には以下の惹句が記されていた。「中上健次 初の長編小説 このいとおしい思い、この激情──人の寄って立つ土地と血への愛と痛みとを、“自然”に生きる人間の原型と向き合い未生の暗闇に探って、現実と物語のダイナミズムを現代に蘇らせる話題作!」 (ja)
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  • 『枯木灘』(かれきなだ)は1977年に出版された日本の小説家・中上健次による長編小説。「文藝」に1976年から1977年にかけて連載され、河出書房新社より刊行された。現在は河出書房新社より文庫版が出版されている。 芥川龍之介賞受賞作『岬』の続編にあたる。また本作の続編として『地の果て 至上の時』が書かれており、三部作を構成する。 紀州の「路地」を舞台に、肉体労働に従事する青年を中心とした複雑な血族の愛憎の物語を緊密な文章で描き、高い評価を得た。第三十一回毎日出版文化賞、第二十八回芸術選奨新人賞を受賞。中上の代表作とされる。 単行本の刊行時につけられた帯には以下の惹句が記されていた。「中上健次 初の長編小説 このいとおしい思い、この激情──人の寄って立つ土地と血への愛と痛みとを、“自然”に生きる人間の原型と向き合い未生の暗闇に探って、現実と物語のダイナミズムを現代に蘇らせる話題作!」 (ja)
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