村正の妖刀(むらまさのようとう)は囲碁の定石の一つである。 小目への一間高ガカリに二間高バサミして生ずる一連の変化を指す。難解で未解明部分も多く、また変化型が多いために誤ると自らも傷を負うところから、村正にちなんでこの名が付いた。妖刀定石とも。大斜、大ナダレとともに三大難解定石とされる。 最初にこの二間高バサミを打ったのは、1928年の久保松勝喜代八段と言われる。